バンコクにある庶民派シーフードレストラン
バンコクに来るとその食文化の豊かさに多くの日本人は驚くことでしょう。タイ料理と聞けばパッタイとトムヤンクンくらいしか思い浮かばない日本人は少なくないと思います。しかし実際にタイに来ると多くの種類の屋台を目の当たりにして、こんなにもタイ料理にバリエーションがあったのか!と気づく訳です。とても一度の滞在では全てを食べつくせない程の種類です。数多あるタイ料理ですが生の海鮮料理はあまり聞きません。それもその筈、タイでは生の魚を食べる文化がありません。当然ここは暑い気候ですので、生食の食文化が発達しなかったのでしょう。しかし我々日本人にとってみればやはり生の海鮮が食べたい!できれば普段日本では高くてあまり手が出ないものをお腹一杯食べたい!そんな訳で今回は地元バンコクで1980年から営業している有名な海鮮レストラン『Lhao Lhao(ラオラオ)』に行ってきました!
バンコクで生牡蠣を食べつくす!
さて、バンコクは物価が日本の3分の1と格安ですから、普段日本ではお腹一杯食べられない生牡蠣を注文することにしました。常夏の国バンコクで生の牡蠣を食べることに若干抵抗はあったものの、当HPの読者の皆様のために捨て身の実験台となるべく覚悟を決めました!一個50バーツ(約150円)だそうです。安いっ!店内は小奇麗で結構広く、平日の昼過ぎに行ったためかガランとしてました。
99番のSteamed sea bass with Chinese plum sauceを追加注文
この写真で食欲をそそられました おいしそう!
生牡蠣の殻を割り始めました
割った生牡蠣を洗っているところ・・・。 って水道水で洗うんかい!
これがバンコクの生牡蠣です!!・・・お腹壊したくないので氷は乗っけないで欲しい・・・。
牡蠣の殻が日本のものより大きい。日本牡蠣は楕円型で細長い感じですがタイのそれは完全にまん丸い形・・・種類が違うのでしょうか?因みに揚げニンニクやマナーオ(タイのライム)など薬味を大量に使うのがタイ風な食べ方のようです。気になるお味は!・・・・・なんか身がゴムみたいに固い・・・・噛みきれない・・・・味も・・・所謂日本で食べる生牡蠣っぽくない・・。つまり全然おいしくありませんでした。なんかタイヤの切れ端を食べているような感覚・・・。流石に一個だけ食べてあとは全部残すのはお店にも悪いので無理やりビールで流し込みました(チャオプラヤーさんエライ!)。そうこうしているうちにシーバスがやってきました(ぱちぱちぱち)。
シーバスに乗っている山盛りのネギと香草がなんとも美味しそう 2~3分もするとグツグツ煮たってきます
Chinese plumというのはしょっぱくない梅干しのことでした。これがまた美味!
このシーバス(すずき)の香草蒸しは大変感動させられる味でした。身がものすごく柔らかく、かつ梅と香草とコクのあるスープが絡み合い相性抜群でした。これは毎日食べたい味です。ベースが中華料理なので日本人の口に合いやすいのかもしれません。今回は生牡蠣5個とシーバスを食べた訳ですが(シンハビールも注文しました)全部含めて1000円ちょっと程でした。屋台で食べるよりは高めですが、日本でこれを食べたら1000円じゃすまないと思います。他にもカニやエビ、ムール貝など様々なメニューがありますが、一人分というよりは何人かで来てシェアをすると丁度良い量かと思いました。
ナナでシーバスの香草蒸しをテイクアウトする!
あまりにシーバスの香草蒸しが美味しかったので後日、他の店で試してみることにしました。丁度ナナのアラブ人街付近にシーバスの香草蒸しを取り扱っている食堂があったので注文してみました。汁物なのでテイクアウトは無理かなとダメ元で頼んでみたら意外にもあっさりOKが出ました。
現地タイ人の食堂 英語が通じなかったので写真を指さして注文
早速ホテルに帰って、キンキンに冷えたシンハビールをグラスに注ぎ、準備万端なところで箱を開けました。開けてビックリ!!!
香草が全く乗っていない!!!これじゃ単なる蒸したスズキだ!!
シーバスの入った箱と一緒に魚にかけるて食べるスープが入ってはいたが・・・
魚にネギや香草が全くかかっていない・・。確かに抱き合わせのスープはあるものの、柔らかいスズキとシャキシャキのネギと香草を一緒に頬張りたいのに、これでは単なる蒸したスズキである。とはいえ、これはこれで美味しいのかもしれない・・・と思い試してみましたが、やっぱりラオラオのものには全く敵わず。しかしお店のメニュー写真にはちゃんと香草が乗っていたので、これは持ち帰りにしてしまったためかと感じました。スズキの香草蒸しを食べるときは持ち帰りでなくお店で食べることを強くお勧めします。
おまけ
後日どうしても美味しい生牡蠣を食べたくて、セントラルワールドの高級シーフードレストラン『Leam Cha-Roen(レムジャロン)』に行きました。果たしてLhao Lhaoの生牡蠣がマズイのか、はたまたタイの生牡蠣自体がマズイのか・・。レストラン自体は高級店らしく、店内も洗練されていて、来ている客層も富裕層らしき雰囲気の人が殆どです。メニューを見てもいいお値段。これなら新鮮でプリプリの生牡蠣が期待できる!と希望で胸を膨らませながらまつこと10分。
セントラルワールドにある高級シーフードレストランLeam Cha-Roen(レムジャロン)
また生牡蠣の上に氷を・・・氷でお腹を壊す日本人旅行客の話を散々聞いているので・・・本当にやめて欲しい・・・
出てきた生牡蠣は・・・見た目はラオラオのものと全く同じなまん丸い殻の牡蠣・・・しかし味は違うはず!と思い切ってパクリ☆
・・・。ラオラオの生牡蠣と全く同じ味・・・しかもこちらも御多分にもれずゴムっぽい・・。こっちのが高いのに・・・。どうやらラオラオの牡蠣がマズイのではなく、タイで食べられている生牡蠣自体が日本のものより質の低いもののようでした。またしてもビールで無理やり牡蠣を流し込みハメに・・。すっかり気持ちを挫かれて帰途につくチャオプラヤーでした。
Lhao Lhao
1271/4-7 Phaholyothin Rd.
TEL 0-2271-2256
16:00~28:00
定休日無
BTS Ari駅より徒歩5分
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