夜の10時にもなりますとスクンビット通りのナナ交差点からアソーク駅の間の歩道は路上バーで埋め尽くされます。バーとはいっても路上に折り畳み式のテーブルとイスを置き屋台を電飾で飾りを付けただけの粗末なものですが、色とりどりの店が通りに一同に会する光景はそれはそれは壮観なものです。オバサンしかいない店、オカマだけの店、未成年にしか見えない店員の店とホステスの質は玉石混合です。今回はそんな路上バーをご紹介します。
インタビューに答えてくれたNiちゃん
24歳(左)とAonちゃん23歳(右)
バーは2~5人くらいでやってい所が多く、今回私は2人で切り盛りしている路上バーにお邪魔しました。ラミネートされた手作りのメニューを持ってきてくれます。飲み物の値段は大よそ80~150バーツ。2人はイサーン出身で、バンコクのクラブで意気投合しそれから7年来の親友だそうです。この娘達も夜の仕事に従事する身ですから、お客さんとのアフターなどあると思います。それについても聞いてみました。そこで彼女たちが言っていたのが「一晩いくら?今からホテルいこう」と通りを歩いていた観光客に突然聞かれることがあるそう。基本こういう人は相手にしないそうです。勿論、お店で飲みながら話してみていいなと思える人ならホテルまでついて行かないことも無いとのこと。成程、席に座るなり「ペイバーして!」と言ってくるゴーゴー嬢とは少し事情が違うようです。もしこういった路上バーで気に入った娘を見つけたら、取りあえずは一緒にお酒を飲み、ゆっくりと口説いた(交渉した)方が良いかもしれません。
所で、こういった露店を営むのに誰に幾らくらいのお金を支払い、どの位の利益が出るのか気になったので聞いてみました。その内訳ですが(1バーツは約3円です)
警察(許可代)6000バーツ
ショバ代と屋台代12000バーツ
屋台やイス・テーブルの保管・移送代9000バーツ
ドリンク等の購入費3000バーツ
合計30000バーツ
先月の歳入は78000だったとのこと。なので利益は78000-30000=48000バーツです。この利益を2人で折半する訳ですね。10万円程度のコストで利益が約15万円出るということは、大変優良なビジネスと言えるでしょう。又、タイの平均的な労働者の収入は月に約三万円程度ですから約七万円稼ぐ彼女たちのは在バンコクの外資系企業に勤めるサラリーマン並みに高給取りな訳です。
月のラニングコストが約10万円かかる
彼女達の屋台。ネオンで飾った周辺
の屋台と比べると大分質素な方だ。
最後に屋台を背に2ショットを撮らせてもらった
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